沖縄市・コザ銀天街を舞台に、2025年4月5日、ミューラルフェス「WRAP UP OKINAWA 2025」が開催されました。2回目となる本イベントは「子どもの未来をアートで包み込む」をテーマに、国内外から集まったアーティスト6名による壁画制作や、ダンス、音楽、ワークショップ、フード提供など多彩なプログラムが展開され、地域とアートが一体となる一日となりました。
フェスでは、地域の子どもたちが参加できるワークショップや、地元人気店による飲食の無料提供も行われ、子ども向けに配られた缶バッジやTシャツがフェスの記憶を彩りました。REKA(豪)、BEAVER、KIRIN、HAMADARAKA、KAC、SPELらによる9作品のミューラルが街を彩り、訪れた人々が制作の様子に見入りながら、変わりゆく街並みに触れる光景も見られました。
「壁=WALL」を媒体とした表現は、都市と人、人と人をつなぐ架け橋として機能し始めています。戦後から独自の文化を育んできたコザ銀天街は、今再び表現の拠点として注目を集め、WALL SHARE社の取り組みを通じて“アートによるまちづくり”という新たな可能性を描いています。