国立劇場おきなわは、11月と12月に多彩な公演を開催。まず、11月16日(土)は「国立劇場寄席」で、伝統的な寄席囃子や紙切り、太神楽などのパフォーマンスが楽しめます。特に注目は、昨年「古典落語」の人間国宝に認定された五街道雲助の出演。笑いと名人芸が詰まったひとときとなるでしょう。
12月14日(土)は、1838年の史料をもとにした特別な組踊「大川敵討」が上演。舞台構造や衣裳を当時に近づけ、特に復元された「板染め縮緬」の衣裳が見どころ。大正時代に失われた技術を現代に蘇らせ、華やかな琉球舞台が再現されます。歴史的な資料を活かした貴重な公演です。
12月21日(土)は「琉球舞踊鑑賞会」で、国指定重要無形文化財保持者による一人舞、二人舞、群舞など、多彩な演目が披露。琉球舞踊の魅力を存分に堪能できるプログラムです。さらに、学生割引や友の会の特典もあり、家族連れでも気軽に参加できる内容となっています。