沖縄・南城市にあるサキタリ洞遺跡で、一般向けの「発掘調査見学会」が2025年11月29日(土)に開催されます。主催は沖縄県立博物館・美術館で、会場となる「ガンガラーの谷」内では、実際の発掘現場を研究者の案内付きで見学できます。

サキタリ洞遺跡は、これまでに世界最古とされる約2万3千年前の釣り針や、国内初の人骨と石器の同時発見など、考古学的に貴重な成果が相次いでいます。食文化の痕跡も多く、約9千年前の押引文土器や、モクズガニの消費時期の特定などが明らかになっています。



今回の見学会では、発掘作業の様子を間近で観察しながら、最新の調査成果について専門家から直接話を聞ける貴重な機会となります。参加は無料で、各回定員60名。事前申込は不要で、当日ガンガラーの谷駐車場付近で整理券が配布されます。

地域の自然と文化を守り、その価値を広く伝える活動に力を入れている南都グループも共催に参加。見学会はその一環として実施されます。