乳酸菌と生分解性ポリマーが切り拓く桃栽培の未来

和歌山県紀の川市の辻本農園と、大阪の株式会社大都、沖縄発のディープテック企業EF Polymer株式会社が共同で、持続可能な桃栽培に挑む新プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、乳酸菌と完全生分解性ポリマー「EFポリマー」を活用し、土壌の改良や環境負荷の軽減を目指します。減農薬や点滴冠水の技術を組み合わせることで、高品質な桃の生産と持続可能な農業の実現を目指す取り組みです。

乳酸菌は土壌の保水性と養分吸収力を高め、病害虫を抑制し、果実の糖度を向上させる可能性があります。一方、EFポリマーは果物の皮などの廃棄物をアップサイクルして製造され、水や肥料の使用を抑えながら植物の成長を支援する環境に優しい素材です。この画期的な技術により、気候変動や土壌劣化といった農業の課題に挑みます。

このプロジェクトは、地域農業のモデルケースとなることを目指しており、2025年1月の「FOOD STYLE Kansai 2025」で成果が発表されます。辻本農園が掲げる「Farm to Happiness」の理念のもと、未来に向けた新しい農業の形が動き出しています。環境と人に優しい持続可能な栽培技術が、次世代の農業をリードします。

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*2025年1月1日現在、Instagram from Meta 調べ