沖縄美ら島財団、画期的な小型人工子宮装置を開発!国際学術誌で発表

一般財団法人沖縄美ら島財団が、胎性サメ類の早産胎仔を救うための「小型人工子宮装置」を開発。従来の大型装置を大幅に小型化し、40kgの軽量化を実現しました。この装置により、深海ザメ「ヒレタカフジクジラ」の胎仔を施設外でも安全に育成し、人為出産を成功させることが可能に。成果は国際学術誌MethodsXにて発表され、絶滅危惧種保全の新たな希望として注目を集めています。

この装置は、人工羊水を最小限に抑え、水濾過フィルターを省略、小型冷蔵庫で水温を維持するなどの工夫により設計を一新。これにより、人力での移動や小型船舶への積載も容易に。2023年からの試験運用では、ヒレタカフジクジラ胎仔6尾を出生サイズまで育成し、画期的な成功を収めました。この技術は、これまで不可能だった胎仔の長時間搬送を可能にし、絶滅危惧種の野生個体保全に向けた重要な一歩となります。

現在、この装置は沖縄美ら海水族館内「サメ博士の部屋」にて展示中。研究チームはさらに改良を重ね、水族館での獣医療充実や絶滅危惧種保護の推進を目指しています。詳細は公式HPや学術誌掲載の論文を通じて確認できます。未来の生物多様性保全に向けた技術革新に期待が高まります。

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*2024年12月1日現在、Instagram from Meta 調べ