Qubitcore株式会社は、今後著しい成長が期待される企業を表彰する制度「EY Innovative Startup 2026」に選出された。
同社は沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究室で培われた先端技術を社会実装するために設立されたスタートアップである。
分散型アーキテクチャによる拡張性の追求

今回の選定では、イオントラップと微小光共振器を統合し、光でモジュールを接続する分散型アーキテクチャが評価された。
この独自技術は、単一ハードウェアの限界を超えた大規模な計算能力を実現し、国産の誤り耐性型汎用量子コンピュータ(FTQC)の社会実装を目指すものである。
創薬、新素材開発、気候解析といった複雑な社会課題の解決に寄与することが期待されている。
沖縄と横浜から世界標準の量子インフラを構築
同社は2024年7月に設立され、量子技術を誰もが恩恵を享受できる社会インフラへと進化させることを目標としている。
10年後を見据え、気候変動対策やサイバーセキュリティ、量子AIを支える不可欠な基盤技術の確立を急ぐ。
独自の量子光接続インターフェースは、量子通信や量子インターネットを支える重要な技術基盤にもなり得る。
次世代の産業を支える高度な計算基盤の提供
沖縄と横浜を拠点に、量子光接続技術を世界標準へと育てていく方針である。
複数の量子プロセッサユニット(QPU)をネットワークで結び、産業向けの高信頼な計算環境を社会に届ける。
OIST発のディープテックスタートアップが、世界的な監査法人からその革新性と成長性を認められたことは、沖縄の技術力の高さを象徴している。研究室発の先端技術が横浜との連携を経て、世界のインフラを塗り替えるような社会実装へとつながることを期待したい。