世界遺産・首里城を擁する首里城公園で、2026年2月7日から3月1日まで、花と文化をテーマにしたイベント「首里城公園『華みぐい』」が開催される。
期間中、守礼門や歓会門周辺は色鮮やかな花々で装飾され、歴史的景観と花が調和した今だけの風景を楽しむことができる。
歴史植物ガイドツアーとパネル展示の実施

2月21日と22日には、学芸員と植物専門スタッフが園内を案内する「歴史植物ガイドツアー」が実施される。
城と植物の関係を専門的な知見から解説し、参加者は事前申込制で各回10名まで受け付ける。
ガイダンスホールでは、琉球王国時代の工芸品に使われた植物をテーマにしたパネル展「守礼の花道」が開催される。
映像で紐解く琉球の美意識と伝統儀礼

世誇殿では、園内に息づく植物の紹介や、かつて実施されていた「百人御物参」の映像が上映される。
紅型や漆器といった工芸品に描かれた植物と、その素材となった草花について財団所蔵の画像を用いて解説が行われる。
歴史と植物が織りなす琉球文化の深層へのアプローチ


首里城の復元が進む中、単なる景観としての花だけでなく、琉球王国時代から続く工芸や儀式との関わりを学べる点は非常に興味深い。学芸員による専門的な解説や貴重な映像資料によって、普段とは異なる視点で首里城の歴史と自然を深く理解できる機会となるだろう。春の訪れとともに、琉球文化の美意識に触れられる有意義な催しである。