akippa、沖縄エネテック、沖縄電力の3社は、沖縄県内にてEV充電器を設置した駐車場の貸し出しを2026年1月26日より開始した。
本取り組みは、内閣府沖縄総合事務局が公募した「令和7年度沖縄型クリーンエネルギー導入促進実証事業」の一環として行われる。
駐車場の予約を通じて再生可能エネルギーの余剰時間帯に充電を誘導し、電力需給の調整力を確保することが目的だ。
実証事業の背景と沖縄の地域特性

日本政府の「2035年までの電動車100%」目標に向け、全国で充電インフラの整備が加速している。
沖縄県は公共交通が限られる車社会であり、移動距離が比較的短いことから本来はEVと親和性が高い。
しかし、県内のEV保有台数は全国平均と比較して低く、充電環境の充実が課題となっている。
EV充電器付き駐車場の概要と料金システム

実証実験の対象となるのは、沖縄電力が登録している那覇市と沖縄市の計4箇所の駐車場である。
各駐車場には6kWの自立式EV充電器が1基ずつ設置され、駐車場を予約したドライバーは誰でも充電を利用できる。
駐車料金には充電料金が含まれており、ダイナミックプライシングによって4パターンの料金設定が予定されている。
特に沖縄アリーナでのイベント開催時には「イベント料金」を適用し、需要の変動に伴う利用行動の変化も検証する。


本実証で得られた知見は、沖縄県内でのEV普及促進のみならず、将来的な全国展開の検討材料とされる。駐車場予約と充電インフラを統合することで、ドライバーが確実に充電場所を確保できる環境の構築を目指す。シェアリングサービスの活用によるカーボンニュートラル実現に向けた、新たな社会実装モデルの構築が期待される。