一般社団法人宜野座村観光協会は2025年11月23日(日)に「第2回 ONSEN・ガストロノミーウォーキング IN 沖縄県宜野座」を開催しました。今年のイベントは宜野座村の自然や住民の暮らしを効果的かつ安全に体験できるように、漢那ダムを起点とする新しい約7kmのコースが設定されました。参加者80名のうち70名がアンケートに回答し、イベント総合満足度100%、ガストロノミー満足度97%、コース満足度100%と非常に高い評価を得ています。

今回のウォーキングは従来の宜野座村を横断する広域回遊型から、参加者の歩行負担や安全面を考慮して漢那区周辺にコースを集約しました。開始地点の漢那ダムは村の主要な水源の一つで、ダム湖畔の自然や集落の生活、そして海までの開放的な景観を段階的に体験できる設計となっています。地元青年会によるウェルカムエイサーも披露され、参加者は地域に根付く伝統文化も感じられました。

ガストロノミーポイントでは、宜野座産の農産物とともに県産ブランド豚「紅豚」の料理が提供され、食材の説明があることで参加者の理解が深まりました。アンケートでは97%の満足度となっています。県内参加者のリピート希望が高いほか、奈良県、大阪府、東京都など県外からの参加者が20%を占め、地域外からも交流人口が増えています。宜野座村観光協会は今後もこのイベントを継続開催し、地域資源の理解促進や住民参加型観光推進を目指しています。


地域の自然や暮らし、伝統文化、そして地元食材を一度に体験できるウォーキングイベントは、参加者にとって地域の魅力を新たに発見できる機会となっています。安全面を考慮したコース見直しは参加者の満足度向上に繋がり、県内外からの参加増加も期待されます。こうした地域の文化と自然を活かした取り組みは、観光振興だけでなく地域の活性化にも寄与しており、今後の継続開催が楽しみです。