一般財団法人沖縄美ら島財団にゆかりのある2名が、緑地分野における長年の功績を認められ、それぞれ「北村賞」「公園緑地功労賞」を受賞しました。北村賞は元理事長の花城良廣氏、公園緑地功労賞は元事務局長の西銘宜孝氏が選ばれています。

花城氏は、国営沖縄記念公園の管理運営に長年携わり、熱帯・亜熱帯性植物の調査・育成に関する研究を重ねてきました。その成果として「熱帯・亜熱帯都市緑化植物図鑑」や「沖縄の植栽土壌」を刊行し、都市緑化の基盤づくりに寄与しました。

一方、西銘氏は、沖縄の環境に適応した植栽技術の開発や、モザイカルチャーの導入などに尽力。地域貢献活動として、カンヒザクラの腐食診断やサミットでの植栽事業、海浜地での緑化技術開発など幅広く活躍してきました。
今回の受賞は、沖縄の自然と共に歩んできた両氏の専門性と情熱が評価されたもの。これまでの積み重ねが、今後の都市緑化の発展にもつながることが期待されています。