沖縄の老舗酒造・神村酒造が手がける泡盛『暖流CRAFT 3年古酒 40度』が、2025年5月18日にフランス・カンヌで開催されるカンヌ国際映画祭公認セレモニー「CANNES GALA」にて提供されることが決まりました。世界中の映画人や文化人が集うこの場で、日本の伝統酒が振る舞われるのは注目すべき出来事です。

『暖流CRAFT』は、厳選したオーク樽とタンクで熟成させた3年以上の古酒をブレンドしたクラフトスピリッツ。芳醇な香りと深みのある味わいで、国際的な酒類コンペでも数々の賞を受賞しています。特に2023年には、サンフランシスコ・ワールドスピリッツ・コンペティションで最高位の「ダブルゴールド賞」を獲得するなど、高い評価を得ています。
今回の提供は、映画誕生130周年とユネスコ無形文化遺産に「伝統的な酒造り」が登録された節目の年に重なります。セレモニーでは、沖縄の伝統酒器「カラカラ」と「チブグァー」を用いた演出とともに、ストレートで少量ずつ提供され、沖縄の“もてなしの心”を体感できる機会となります。

「CANNES GALA」は、世界の次世代文化を担う人々が集う特別なセレモニー。2024年に始まり、2025年は「Honest and Noble(誠実に高貴に)」をテーマに開催されます。ファッション業界でのMET GALAに匹敵するとも言われ、文化と未来が交差する場として注目されています。


神村酒造では今後、カンヌでの提供を記念した限定ボトルの発売や報告会の開催など、泡盛と沖縄文化の発信をさらに強化していく予定です。