戦後80年の節目となる2025年、美空ひばりの軌跡をたどり平和への思いを次世代へ伝える「戦後80年平和祈念コンサート − 沖縄 未来に紡ぐ歌 −」が4月29日に那覇文化芸術劇場なはーと大劇場で開催されます。併せて、4月27日にはうるま市でフィルムコンサート「不死鳥は永遠に」も行われ、加藤和也氏の進行や地元アーティストによる出演でひばりの生涯と歌の力が振り返られます。
本コンサートでは、第一部で夏川りみ、島袋寛子、かりゆし58ら沖縄出身アーティストが、美空ひばりの楽曲や自身の平和へのメッセージを込めた歌を披露。第二部では、ひばりの映像と共に名曲の数々が上映され、戦後の激動の時代を生きた彼女の姿を改めて伝えます。幻の音源「安里屋ユンタ」の初公開も予定されており、ファンにとって貴重な時間となります。
ひばりは、昭和31年に初めて沖縄で公演を行い、以降もチャリティー公演や記念ステージを通じて沖縄との深い縁を築いてきました。戦争の記憶と向き合い、「戦争は二度と起こしてはならない」との願いを込めた彼女の思いは今も色あせることなく、多くの人の心に響き続けています。
