沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)で、「いのちのカタチ展―好奇心の標本箱―」が開催されます。テーマは、美しい形や不思議な模様、驚きの構造など、生きものの「いのち」の物語が詰まった標本たち。約5万点の生物標本を所蔵するおきみゅーのコレクションから、選りすぐりの標本が並ぶ企画です。科学としての資料でありながら、思わず見入ってしまう造形美にも触れられる、“好奇心の標本箱”のような空間になっています。

会期は2025年12月23日(火)から2026年2月23日(月)まで。会場は特別展示室1と企画展示室で、観覧料は一般1,200円(前売・団体1,000円)、高・大学生800円(同650円)、小・中学生400円(同350円)です。未就学児は無料で、障がい者手帳・療育手帳の提示がある場合と介助者1名は当日料金の半額で入館できます。開館時間は9時〜18時(金・土は20時まで)で、最終入場は閉館30分前まで。月曜と年末年始など一部日は休館日のため、来館前にスケジュールを確認しておきたいところです。

会場となる沖縄県立博物館・美術館は、沖縄の城(グスク)をイメージした建物が印象的な複合施設です。自然・歴史・文化・芸術を一度に体験できる場として親しまれており、常設展示とあわせて巡ることで、沖縄という島の背景と「いのちのカタチ展」の世界観を立体的に感じられそうです。標本を通して、大自然からのメッセージにゆっくり耳を傾けてみてはいかがでしょうか。