株式会社上間菓子店は、2026年に創業60周年を迎える。
主力商品の干し梅ブランド「スッパイマン」も、誕生から45年の節目となる。
1966年に沖縄で菓子卸売業として創業した同社は、現在、全国認知度70%のロングセラーブランドへと成長を遂げている。
沖縄返還と安全な菓子作りへの挑戦

「スッパイマン」誕生の背景には、1972年の沖縄返還がある。
当時輸入されていた乾燥梅の安全性に疑問を持った創業者の上間信治氏が、自ら製法を学び開発を決意した。
1981年、日本で初めて商品化された干し梅として「スッパイマン」が誕生し、菓子製造業への転身を果たした。
時代を象徴するコラボレーションと成長

2000年のテレビ番組紹介を機に全国的なブームとなり、ブランドの地位を確立した。
2009年には公式キャラクターが誕生し、近年は「機動戦士ガンダム」や「ちいかわ」とのパッケージコラボレーションも実施している。
2024年および2025年には過去最高売上を更新しており、その勢いは止まらない。
100年続く県産ブランドへの展望

同社は「沖縄から100年続く全国ブランド」を目指し、さらなる事業基盤の強化を進める方針である。
5年以内には海外展開の本格化も視野に入れており、那覇の小さな工場から始まった歩みは世界へと広がりを見せている。
2026年には創業60周年を記念し、カスタムカーブランド「Liberty Walk」とのコラボレーションも予定されている。


沖縄の小さな工場から始まった「スッパイマン」が、今や全国区のブランドとして確固たる地位を築いている事実に驚かされる。伝統的な製法を守りつつも、人気キャラクターやストリートブランドとの積極的なコラボレーションを通じて、常に新しさを提供し続ける姿勢は、次世代へつながる沖縄企業のモデルケースといえるだろう。100年ブランドを目指す同社の今後の展開に期待したい。