日本ディープラーニング協会らは2月27日、第7回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON2026)の本選出場10チームを発表した。
本年度は過去最多となる40高専、91チームから119作品の応募が集まった。
厳正な審査を経て、事業としての成長可能性が評価された10チームが5月の本選に挑む。
沖縄高専から全国最多の3チームが選出

沖縄工業高等専門学校からは、3つのチームが本選出場権を獲得した。
チーム「Omoide.lab」は、生成AIを活用した日常会話から認知症を早期発見するシステム「VocaSense」を提案。
チーム「Seesar Labs」は、音波によって水を使わずに消火を行う無人消火システム「SonicSeesarEye」を開発した。
チーム「Rewave」は、災害時の通信空白地帯を解消するAI搭載の防災通信デバイス「アドフォン」で挑む。
企業評価額で競う次世代の事業創出

DCONは、高専生の「ものづくり」とディープラーニングを掛け合わせ、その事業性を「企業評価額」で競う。
現役のベンチャーキャピタリストが審査員を務め、最も高い評価額を得たチームが優勝となる。
これまでに12社のスタートアップ企業を輩出しており、学生の起業・事業化を後押しする場として注目されている。
本選は2026年5月8日・9日に、東京のヒカリエホールで開催される。

全国から精鋭が集まる中、沖縄高専が10枠のうち3枠を占めたことは特筆すべき成果である。認知症、火災、災害通信といった切実な社会課題に対し、独自のAI技術と実装力で解決を試みる姿勢は高く評価される。沖縄から次世代のテックリーダーが誕生し、社会に大きな変革をもたらすことを期待したい。