一般社団法人浦添市観光協会は、2025年12月20日(土)と21日(日)にパシフィコ横浜ノースで開催される「お城EXPO2025」に日本遺産「浦添城跡」として4年連続出展する。世界遺産登録25周年を記念し、首里城・中城城など沖縄を代表する6つのグスクが合同で制作した「沖縄グスク巡り御城印」を一般販売より先に先行販売する。御城印は6枚を横に並べるとデザインがつながる完全連結仕様で、相互誘客を促進する狙いがある。

展示ブース(No.023)では、発掘調査報告や御城印のほか、鬼瓦チャーム、オリジナル扇子の販売なども行う。御城印は紅型風の華やかなデザインで、世界遺産指定の首里城、中城城、座喜味城、勝連城、今帰仁城に加えて、日本遺産の浦添城をモチーフにしている。県産の月桃を原料とした月桃紙を使用し、1枚500円(税込)で販売。

一般販売は12月24日から各城跡関連施設で開始される。さらに、12月21日(日)11時からパシフィコ横浜ノース2階EXPOサロンG215で「浦添歴史文化セミナー『ティーダ(太陽)の王国浦添へようこそ』」を開催する。登壇はNPO法人うらおそい歴史ガイド友の会理事長の玉那覇清美氏。参加費無料で事前申し込みが必要。申込者には粗品が贈られる。

この御城印企画は、沖縄の歴史資産である6つのグスクを一つにまとめ、訪れる人に繋がりや一体感を感じさせる工夫が魅力的だ。紅型風のデザインや県産素材の月桃紙を使うなど、沖縄の文化や自然も感じられる点は、記念グッズとしても価値が高い。歴史セミナーも入門的で参加しやすく、地域の知られざる魅力を伝える良い機会と言えるだろう。観光と文化の両面から沖縄の魅力を再認識できる内容だ。