三菱地所と鹿島建設が宮古島市で進めてきた「（仮称）宮古島トゥリバー地区2期ホテル計画」の一部となる「賑わい施設」が竣工し、その名称が「Yard miyakojima」に決定しました。施設は、隣接する「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」とともに、2026年4月1日に同時開業予定です。宮古空港から車で約15分、下地島空港から約25分とアクセスも良く、トゥリバー地区に新たな人の流れを生む拠点になりそうです。
名称には、トゥリバー地区や宮古島全体の“みんなの中庭（ヤード）”として親しまれる場所になってほしいという思いが込められています。宮古島の植栽や果物、大地といった内陸部の魅力をデザインに取り入れた「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」とも世界観を共有し、ホテル宿泊者だけでなく、地域の人や観光客も気軽に立ち寄れる開かれたスペースを目指しています。
「Yard miyakojima」には、沖縄県内と東京都内から合計8つのショップ＆レストランが出店。1階には、島の水や素材を生かしたクラフトビールを醸造する「mueh brewing」、“島時間”を楽しむアイランドカフェ＆モダンスパニッシュ「Blanquita」、コーヒーと軽食、宮古島限定みやげが並ぶ「DOUG’S COFFEE & MART」、島素材を生かしたアイスクリームと自家焙煎コーヒーが味わえる「SR ice cream coffee Miyakojima」などが中庭を囲むように並びます。植栽に囲まれた開放的な中庭とともに、食とカフェを楽しめる構成です。
2階には、中華の人気店グループによる「Chinese Restaurant 一凛 宮古」が、宮古島の大地と海の恵みを生かした新しい中華を提案。スキンケアブランド「SuiSavon-首里石鹸-」のギャラリーショップでは、五感で楽しむ沖縄発コスメの世界を展開します。さらに、やちむん作り体験や陶器販売を行う「Laboratorio Arcadia」、スイムウェアやアパレルを扱う「ALEXIA STAM」も出店し、クラフトとファッションが交差するフロアに。宮古島ならではのカルチャーと、島外の新しい感性が混ざり合う場になっています。
屋上には、夕日を望むサンセットテラスも整備予定で、トゥリバー地区の海景色とともにゆったりとした時間を過ごせるのも特徴です。地上2階建て、敷地面積約8,000平方メートルの「Yard miyakojima」は、ホテルとローカル、旅行者をゆるやかにつなぐハブとして、宮古島の新しい過ごし方を提案していきます。
