琉球銀行と環境ビジネスを手がける株式会社バイウィルが、カーボンニュートラルの実現に向けた顧客紹介契約を締結しました。今回の提携は、沖縄県内での環境価値の創出とその流通を促す「地産地消型」の取り組みを加速させることを目的としています。

この契約により、琉球銀行は、カーボンクレジットなどの環境価値に関心を持つ取引先をバイウィルへ紹介し、バイウィルはその企業に対して、環境価値の創出や売買に関する実務支援、J-クレジットプログラムの提供を行います。

背景には、日本が掲げる「2050年カーボンニュートラル」達成への強い要請があります。企業の脱炭素化においては、排出量の削減だけでなく、クレジットを通じた「カーボン・オフセット」が重要な手段とされる一方、環境価値の流通量がまだまだ不足しているという課題も。バイウィルは、その創出支援や流通の仕組みづくりに取り組んでいます。
今回の提携は、バイウィルにとって沖縄県内で初の顧客紹介契約。琉球銀行のネットワークとバイウィルの専門知識を組み合わせることで、県内での環境・経済価値の循環を目指します。
バイウィルは、クレジットの創出・調達支援から、脱炭素やブランディングに関するコンサルティングまで幅広く対応。今後、地域に根ざした脱炭素支援のモデルケースとして注目されそうです。