沖縄本島中部・北中城村に、やちむんと琉球ガラスをそろえた新ショップ「81okinawa」がオープンします。渡口集落の静かな住宅街に佇むハウス42を改装した店内には、県内の工房から届いた温もりある陶器と、光を受けて色彩を変えるガラス作品が並び、島の技と感性を身近に感じられる空間です。

訪れた瞬間に目を引くのは、テーブルウエアから花器まで多彩に揃うやちむん。素朴な土味と大胆な絵付けが織りなす表情は、日常の食卓をちょっと特別にしてくれます。一方、琉球ガラスは泡盛瓶を再生した厚みのある質感と、南国の海を思わせる鮮烈なブルーが魅力。ひとつとして同じ形がない手仕事の味わいが、ギフト需要にも応えます。


同店は「作り手と使い手をつなぐ場所」を掲げ、県内外の工芸ファンがふらりと立ち寄れる開かれた店づくりを目指します。窓辺には沖縄の強い日差しが差し込み、器の釉薬やガラスの気泡が生む影が刻々と変化。作品を手に取りながら、クラフトが日々の暮らしに溶け込むイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。
